WordPressアプリで「投稿できませんでした」とエラー表示され投稿できないときの解決法【主要サーバー別・WAF解説】

「WordPressのスマホアプリでブログを投稿しようとしたら、
“投稿できませんでした”って出て何もできない…」

こんなふうに困っていませんか?

実は、私もつい最近このエラーに遭遇して本気で焦りました。
原因がわからず、何度やっても投稿できない。アプリを再起動しても変わらない。
「まさかテーマが壊れた?」「プラグインの不具合?」と色々調べて、ようやく辿り着いた答えが“WAF”だったんです。

そしてなんと、サーバー側のWAF(Webアプリケーションファイアウォール)を一時的にオフにしただけで、あっさり投稿成功!

ほんの数クリックで、何日も悩んだ不具合が一瞬で解決してしまいました。

同じように困っている人のために、この記事では以下をまとめています:

  • WAFとはそもそも何か?
  • なぜ投稿できないエラーが起こるのか?
  • サーバー別の具体的な対処法(ConoHa WING、エックスサーバー、ロリポップ)
  • 投稿後の注意点とセキュリティのバランスの取り方

WordPressアプリ投稿エラーに悩むあなたに、実体験ベースで“確実に使える解決法”をお届けします!

WAFとは?WordPressユーザーが知っておきたい基礎知識

まず「WAF(ワフ)」ってなに?というところから。

WAF=Web Application Firewall(ウェブアプリケーションファイアウォール)の略で、
Webサイトへのアクセスを監視し、悪意のある攻撃から守る“セキュリティの壁”のような存在です。

代表的なWAFの防御対象:

  • 不正なPOSTリクエスト(スパムコメント、SQLインジェクションなど)
  • 改ざんを目的としたURLアクセス
  • 異常な大量アクセス(ボット攻撃など)

WordPressはPHPやMySQLを使った“動的な仕組み”で動いているため、攻撃対象にもなりやすく、WAFがとても重要な役割を担っています。

→ だから各レンタルサーバーでは、初期状態でWAFがONになっていることがほとんどです。

なぜWAFがWordPressアプリの投稿をブロックするの?

WordPressアプリからの投稿は、スマホから「POST通信(記事データの送信)」を行います。
しかし、この通信内容がWAFにとって“怪しいリクエスト”と判断される場合があるんです。

たとえば、

  • 特定のキーワード(例:script、php)を本文に含んでいる
  • HTMLタグが複雑すぎる
  • 投稿内容のデータ量が大きい
  • アップロードされた画像に埋め込みデータがある

といった理由で、WAFが「これは攻撃の可能性がある通信だ」と誤認し、投稿をブロックしてしまうことが起こります。

このとき、アプリ上ではエラーの詳細が表示されず、ただ「投稿できませんでした」とだけ出るため、ユーザーは原因が分からず戸惑うのです。

結論:WAFを一時的にオフにすれば解決する

スマホアプリから投稿したい場合のベストな対処法は、WAFを一時的にオフにして投稿すること。

この設定はサーバーごとに異なりますが、基本的には以下のような流れになります:

  1. 管理画面にログイン
  2. WAFの設定項目を探す
  3. 対象ドメインのWAFを「無効」に変更
  4. WordPressアプリから投稿を実行
  5. 投稿が成功したら、WAFを「有効」に戻す

次からはサーバー別に手順を紹介します。

サーバー別|WAFの設定方法

ConoHa WINGの場合

  1. ConoHaのコントロールパネルにログイン
  2. 左メニューから「サイト管理」を選択
  3. 「サイトセキュリティ」タブをクリック
  4. 「WAF」項目を開き、対象ドメインの設定を“OFF”に切り替える
  5. WordPressアプリで投稿 → エラーが解消
  6. 投稿完了後、WAFを“ON”に戻す

エックスサーバー(XSERVER)の場合

  1. XSERVERのサーバーパネルにログイン
  2. 「WAF設定」を選択
  3. 対象ドメインを選び、「設定変更」へ
  4. 「投稿(POST)」に関する項目を「無効」にする
  5. 投稿後、「有効」に戻す

ロリポップ!の場合

  1. ロリポップ!のユーザー専用ページにログイン
  2. 「WEBツール」→「WAF設定」を開く
  3. 該当ドメインのWAFを「無効」にする
  4. 投稿後、WAFを「有効」に戻す

投稿後は必ずWAFをONに戻すこと!

WAFを無効にしたまま放置すると、外部からの攻撃リスクが大幅に高まるので絶対にやめましょう。

特にWordPressは

  • 世界中で使われている=攻撃対象になりやすい
  • プラグインの脆弱性なども狙われやすい
  • 管理画面への不正ログインも多い

など、油断すると乗っ取りや改ざんのリスクがあるCMSです。

→ 投稿後はすぐにWAFを有効化し、最低限のセキュリティを保つようにしましょう。

それでも解決しない場合の対処法3つ

1. ブラウザからWordPressにログインして投稿する

アプリにこだわらない場合は、PCまたはスマホブラウザで管理画面に直接アクセスして投稿すればOK。
WAFでブロックされにくく、より確実です。

2. Jetpackアプリ or WordPress.com経由での接続を試す

JetpackやWordPress.comを通じてアプリ連携している場合、そちら側の認証やリモート通信に原因がある可能性も。
一度ログアウト→再ログイン、Jetpackの連携再設定をお試しください。

3. WAFログを確認してブロック内容を調べる

ConoHaやXSERVERでは、WAFログを閲覧してブロックされた原因を確認することが可能です。
難しければサポートに「アプリ投稿でエラーが出る」と伝えるだけでもアドバイスしてもらえます。

まとめ|WordPressアプリの投稿エラーはWAFで解決できる!

「投稿できませんでした」というエラーが出たら、まずは焦らずWAFを疑ってみてください。

  • WAFとは“Webサイトのセキュリティを守る防壁”
  • スマホアプリからの投稿がブロックされるのは“誤検知”によるもの
  • サーバーごとにWAFを一時的に無効化すれば、投稿可能になる
  • 投稿後は必ずONに戻してセキュリティを確保する
  • 万一に備えて、ブラウザ投稿やログ確認も選択肢に入れる

WordPressをスマホからも使いこなしたい方にとって、このエラー解決法は必須知識です。

自分の使っているサーバーに合わせて、ぜひ一度試してみてくださいね。

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