【練り香水の作り方】初心者でも簡単!精油とワセリンで作るナチュラル香水レシピ

「市販の香水はちょっと香りが強すぎる…」
「もっと自分好みの優しい香りを身につけたい」
そんな方にぴったりなのが、自宅で手作りできる“練り香水”です。

練り香水とは、ワセリンやミツロウなどの固形ベースに、好みの香りをブレンドして作るクリーム状の香水のこと。
ふんわりと香り、香水が苦手な人にも使いやすいナチュラルなアイテムとして人気が高まっています。

この記事では、練り香水初心者の方に向けて、

  • 用意する材料と道具
  • 失敗しない作り方の手順
  • 精油選びのコツと注意点
  • 応用アレンジやプレゼントアイデア

などを丁寧にご紹介していきます。

実際に私も初めて練り香水を作ったとき、「あれ、意外と簡単!」と驚きました。
香りのブレンドを楽しんだり、好きな缶に詰めたりと、“自分だけの香り”を形にする楽しさは格別です。

香りを暮らしに取り入れる第一歩として、気軽に試せるハンドメイド香水
ぜひこの記事を参考に、あなただけの香りを作ってみてください。

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練り香水ってどんなもの?特徴と魅力を紹介

練り香水(ソリッドパフューム)は、液体の香水と違い、固形タイプの香りアイテム
肌に直接塗って使うことで、ほんのりと自然に香ります。

液体香水との違い

【液体香水】

  • アルコールを主成分とし、スプレーで使用
  • 拡散力が強く、香りの変化(トップ〜ラスト)が明確
  • 人によってはアルコール刺激が強すぎることも

【練り香水】

  • 油脂(ワセリンやミツロウ)をベースに、精油や香料を混ぜたもの
  • 肌の近くでやさしく香るため、TPOを問わず使いやすい
  • アルコール不使用で、敏感肌にも安心

特にオフィスや通勤電車、育児中のママなど、「周囲に香りを気遣いたい場面」にぴったりのアイテムです。

肌にやさしい&香りがやわらかいのが魅力

練り香水は、肌に直接塗るからこそ、原料の安全性が大切です。
市販の香水に比べて、成分がシンプル&自然由来で作れる点が大きなメリット。

また、香りがゆっくりと立ち上がるため、つけすぎの心配もありません。
自分だけが感じるような控えめな香り方が、“香りをさりげなく楽しむ”ライフスタイルにぴったりです。

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練り香水の基本の作り方【初心者向け】

練り香水は、少ない材料で手軽に作れるのが魅力
道具も身近なもので十分そろうので、初めての方でも安心してチャレンジできます。

用意する材料と道具

【基本材料】

  • ワセリン:10g
     → 肌にやさしい保湿成分。薬局などで手に入ります。
  • 精油(エッセンシャルオイル):合計2〜5滴
     → 好みの香りを選び、1〜3種類程度ブレンドすると◎

【あると便利な材料】

  • ミツロウ:1〜2g(ワセリンと併用すると固まりやすくなる)
  • シアバター:5g(しっとり感がUPし、高級感のある仕上がりに)

【必要な道具】

  • 耐熱容器(ガラスまたはステンレス製がおすすめ)
  • 計量スプーンまたはキッチンスケール
  • スプーンやヘラ
  • 保存容器(アルミ缶や小さなジャータイプのケース)

保存容器は、遮光性のあるものやフタ付きのものを選ぶと劣化を防げます。

作り方の手順とコツ

  1. 耐熱容器にワセリン(+ミツロウ)を入れ、湯煎でゆっくり溶かします。
  2. 完全に溶けたら火から下ろし、少し冷ましてから精油を加えます。
     → 熱すぎると香りが飛ぶので、40〜50℃程度まで冷ましてから加えるのがコツ。
  3. ヘラでよく混ぜ、全体が均一になったら容器に流し込みます。
  4. 室温で自然に冷ませば完成。
     → 約1〜2時間で固まります。

香りの強さは、精油の種類や滴数で微調整可能です。
まずは少なめから始めて、様子を見ながら増やすのが失敗しにくい方法です。

保存期間と保管方法のポイント

練り香水は保存料を含まないため、保存方法に気を配る必要があります。

  • 保存期間:2〜3ヶ月以内を目安に使い切る
  • 保管場所:直射日光・高温多湿を避け、冷暗所で保存
  • 指で取り出す際は、手を清潔にして使うことで劣化を防げます

長期保存をしたい場合は、冷蔵庫で保管すると香りや品質が長持ちしやすくなります。

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香り選びのヒントとおすすめの精油

香りのブレンドは練り香水作りの楽しさのひとつ。
でも初めてだと「どれを選んだらいいの?」と迷ってしまいますよね。

ここでは、香り選びの基本と、目的別のブレンド例をご紹介します。

ブレンドの基本ルール

精油のブレンドには、以下のような“香りのノート”のバランスが大切です。

  • トップノート:香り始めてすぐに香る。爽やかさ担当(例:レモン、ベルガモット)
  • ミドルノート:香りの中心。テーマを決める香り(例:ラベンダー、ゼラニウム)
  • ベースノート:香りの土台。持続力を高める(例:サンダルウッド、パチュリ)

【黄金比率の例】
トップ1:ミドル2:ベース1(計4滴)などの比率で組み合わせると、バランスの取れた香りになります。

目的別(リラックス・爽快感・女性らしさ)香り例

【リラックスしたいとき】

  • ラベンダー+スイートオレンジ+サンダルウッド
  • カモミール+ゼラニウム+シダーウッド

【爽やかに過ごしたいとき】

  • ペパーミント+ユーカリ+レモン
  • グレープフルーツ+ベルガモット+ヒノキ

【女性らしい香りが欲しいとき】

  • ローズウッド+イランイラン+バニラ(精油またはエッセンス)
  • ゼラニウム+ジャスミン+ベチバー

※精油の選び方は、肌への刺激が少ないものを選ぶのがポイント。香りが強すぎるものは少量に。

NGな精油や注意点

  • 光毒性のある柑橘系(ベルガモット・レモンなど)は肌への使用量に注意
  • 妊娠中・授乳中は、使用を避けたほうがよい精油もある(クラリセージ、ジャスミンなど)
  • ペットのいる家庭では、ティーツリーやユーカリなどの精油に注意(猫に有害な場合あり)

精油の安全性や禁忌事項を確認しながら、“自分だけの香りブレンド”を楽しむことが、練り香水作りの醍醐味です。

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アレンジ自在!自分だけの練り香水を楽しむコツ

練り香水は、素材やデザインを少し変えるだけでオリジナリティがぐんと増すアイテムです。
ここでは、定番以外のアレンジ方法や楽しみ方のアイデアをご紹介します。

ミツロウ・シアバターでの応用レシピ

基本はワセリンのみでも作れますが、ミツロウやシアバターを加えることで、使い心地や仕上がりに差が出ます。

  • ミツロウ:やや固めの仕上がりに。形が崩れにくく持ち運びに便利。
  • シアバター:しっとり感とリッチなテクスチャーが魅力。冬場におすすめ。

【応用レシピの例】

  • ワセリン 5g+ミツロウ 2g+シアバター 3g
  • 湯煎で溶かしてから精油を加える手順は同じ

肌の状態や季節に合わせて、自分好みの“質感”にカスタマイズするのも楽しさのひとつです。

パッケージデザインや携帯の工夫

練り香水は、持ち運びやすさや見た目のかわいさも魅力
小さな缶やガラス瓶に入れるだけで、毎日の気分が変わります。

  • 100円ショップや無印良品のアルミ缶を活用
  • マスキングテープやレースシールでデコレーション
  • 試験管型やリップバーム容器でスティック状にしても◎

小さなポーチやポケットに入れて、気分転換にさっと使えるアイテムにしておくと、外出先でも活躍します。

プレゼント用に作る際の注意点

練り香水は、「香り+手作り」の要素があるので、ちょっとしたギフトにもぴったり

ただしプレゼントする際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 相手の香りの好みを事前にリサーチする
  • 肌にやさしい精油を選び、刺激の強い香りは避ける
  • 精油アレルギーや妊娠中の使用可否を確認する
  • 材料や使用期限を明記したミニカードを添える

“香りは好みが分かれやすい”からこそ、思いやりを込めて選び・伝えることが大切です。

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私の体験談|初めて作った練り香水と香りの失敗談

初めて練り香水を作ったのは、子どもが生まれてからでした。
外で香水をつけづらくなったけど、「ほんのりいい香りを身につけたい」と思って手作りにチャレンジ。

最初は、精油を多めに入れてしまい、香りがきつくなってしまったのを覚えています。
ワセリンとミツロウの比率も適当だったので、真夏にはとろけてしまい、バッグの中が大惨事に…。

でもその失敗を経て、今では季節ごとに香りや硬さを変えて、自分好みの練り香水を楽しんでいます

とくに気に入っているのは、ラベンダー+シダーウッドの組み合わせ。
朝つけると心が落ち着いて、子育てや仕事の合間にもほっと一息つける存在になっています。

“香りのある暮らし”って、こういう小さな楽しみの積み重ねなのだと実感しました。

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まとめ|練り香水は“香りを楽しむ手作り習慣”

練り香水は、誰でも気軽に始められる香りのクラフト
特別な技術や設備がなくても、少ない材料で自分好みの香りを楽しめるのが最大の魅力です。

  • ワセリン+精油で作る基本レシピからスタート
  • 精油のブレンドや素材の工夫で、自分だけの香りを形に
  • 肌へのやさしさ・香りの穏やかさも大きなメリット

香水が苦手な方にも、子育て中の方にも、日々の気分を整えたい方にも…。
練り香水は“香りをもっと身近にする方法”として、暮らしに寄り添う存在です。

ぜひこの記事をきっかけに、**自分らしい香りとの出会いを楽しんでくださいね。

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